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RWBポルシェがダサいと言われる理由は?実際の評判やカスタマイズの価値を詳しく解説!

「ポルシェをのこぎりで切っちゃうなんて、信じられない!」そんな声を聞いたことはありませんか?千葉県柏市から世界へ広がったRWB(ラウヴェルト・ベグリフ)は、車好きの間でも評価が真っ二つに分かれる不思議なブランドです。派手な見た目から「ダサい」と切り捨てられることもありますが、一方で世界中に熱狂的なファンがいるのも事実。この記事では、なぜRWBがここまで賛否両論を巻き起こすのか、その魅力と気になる本音を分かりやすくお伝えします。

RWBポルシェが一部でダサいと言われるのはなぜ?

どれだけ有名なブランドでも、見た目が派手すぎると「ちょっとやりすぎじゃない?」と感じてしまうのは自然なことです。特にRWBは、伝統あるポルシェの形を大きく変えてしまうため、昔からのファンには刺激が強すぎるのかもしれません。ここでは、なぜネガティブな意見が出てしまうのか、その理由をひも解いていきましょう。

オリジナルを愛するコレクターからの反発

RWBが批判される一番の理由は、希少な「空冷ポルシェ」に直接メスを入れるスタイルにあります。空冷エンジンを積んだ930や964といった古いモデルは、今では1,000万円を軽く超える貴重な歴史的遺産です。それをバッサリと切り刻んでしまう行為は、骨董品に落書きをするようなものだと感じる人が一定数存在します。

ポルシェが本来持っている「研ぎ澄まされた美しさ」や「メーカーが計算し尽くしたバランス」を壊している、という見方ですね。特に純正の状態を完璧に保ちたいコレクターにとっては、フェンダーをのこぎりで切り落とす光景は、見ていられないほど衝撃的なものに映ってしまいます。

  • 純正パーツの希少価値を損なうと感じる人が多い
  • 「メーカーの設計が一番」と考える層には受け入れがたい
  • 一度加工すると元の姿に戻せない不可逆的なカスタマイズ

派手すぎるリアウィングと極太フェンダーの威圧感

RWBの代名詞といえば、そびえ立つような巨大なリアウィングと、車幅を極限まで広げたオーバーフェンダーです。このスタイルは「街道レーサー」や「暴走族」のような、少し荒っぽい文化を連想させることがあります。上品に乗るのがポルシェの美徳だと考える人からすれば、あまりに自己主張が強すぎて「品がない」と感じてしまうわけです。

特に日本の住宅街や洗練されたホテルの車寄せなどでは、その威圧感が周囲を威嚇しているように見えてしまうこともあります。「車は走るための道具であり、目立つための道具ではない」という考えを持つ層からは、どうしても敬遠されがちなデザインといえます。

  • 巨大なウィングが公共の場では目立ちすぎる
  • 極太タイヤが「走り」よりも「ハッタリ」に見えてしまう
  • 周囲に威圧感を与えてしまうデザインの強さ

綺麗に整いすぎていない「ラフな仕上げ」への誤解

ブランド名の「ラウヴェルト(Rough World)」には、あえて粗削りな質感を楽しむという意味が込められています。たとえば、フェンダーの隙間を埋めるシーリング剤の塗り方が少しはみ出していたり、質感がマットで武骨だったりするのがRWBの持ち味です。しかし、これが高級車らしい「緻密で完璧な仕上げ」を求める人には、単なる雑な仕事に見えてしまうことがあります。

最近のスーパーカーのような、ミリ単位で完璧に整ったカーボンパーツなどと比較すると、どうしても手作り感(ハンドメイド感)が強く出ます。この独特な「味」を理解できないと、「高いお金を払っているのに、作りが粗いのはダサい」という評価に繋がってしまいます。

  • 「完璧な左右対称」よりも「職人の手の跡」を優先するスタイル
  • 工業製品としての精緻さを求める人には不向き
  • あえて残された「未完成の美」が理解されにくい

街中での走行には向かない低すぎる車高

RWBポルシェは、タイヤとフェンダーの隙間がほとんどないほど、地面スレスレまで車高を落とすのが定番です。見た目のカッコよさは抜群ですが、実用性の面ではかなり不便を強いられます。コンビニの段差でガリッと下を擦ったり、立体駐車場のスロープを登れなかったりする姿を見て、「そこまでして乗るのはスマートじゃない」と感じる人もいます。

かっこよく走るはずのスポーツカーが、段差の前でノロノロと斜めに進む姿は、一部の人には滑稽に見えてしまうことも。実用性を切り捨てて見た目に特化しすぎるスタイルが、大人の余裕を感じさせないという批判に繋がっているのかもしれません。

  • 日常の買い物やドライブでは、走れる場所が限られる
  • 段差を避けて走る姿が「不自由」に見えてしまう
  • 走行性能を犠牲にしているというネガティブなイメージ

実際の評判からわかるオーナーの本音

周りから何と言われようと、RWBのオーナーたちは自分の車を心から愛しています。彼らにとって、この車は単なる移動手段ではなく、自分自身の生き方を映し出す鏡のような存在。ここでは、実際にRWBを所有している人たちが、どんなところに喜びを感じ、どんな評判を耳にしているのかを詳しく紹介します。

世界に一台しかない「自分専用」の満足感

RWBのポルシェは、オーナー一人ひとりの要望に合わせて、代表の中井氏が手作業で仕上げます。そのため、世界中を探しても全く同じ仕様の車は他に存在しません。自分だけのボディカラー、自分だけのウィング形状、そして自分だけのシリアルナンバーが刻まれる。この「唯一無二」という感覚が、オーナーに計り知れない満足感を与えています。

最新の高級車をディーラーで買っても、同じモデルに乗っている人に出会うことはあります。しかし、RWBならその心配はありません。「自分のために作られた特別な一台」に乗るという誇りは、他人の評価を全く気にさせないほど強力な魅力となっています。

  • 中井氏による「ハンドメイド」という付加価値
  • 世界中に同じものが存在しないという圧倒的な優越感
  • オーナーのこだわりを細部まで反映できるカスタマイズ

爆音とワイドボディがもたらす圧倒的な存在感

エンジンをかけた瞬間に響き渡る野太いサウンドと、バックミラー越しに見える巨大なフェンダー。RWBのオーナーは、五感に訴えかけてくるこの刺激を愛しています。街中を走れば誰もが振り返り、ガソリンスタンドでは声をかけられる。そんな「圧倒的な主役感」を楽しめるのがRWBという車です。

「ダサい」と言われることすら、自分たちがそれだけ注目されている証拠だとポジティブに捉えているオーナーも少なくありません。多くの人が無難な車を選ぶ中で、あえて自分の好きを貫き通す。その姿勢が、周囲の熱い視線を引き寄せるエネルギーになっています。

  • 音、振動、視覚のすべてで「車に乗っている」実感を得られる
  • 通りすがりの人や子供たちが笑顔で手を振ってくれる喜び
  • どんなスーパーカーと並んでも埋もれない個性

傷や汚れさえも味になる独特の世界観

ピカピカに磨き上げてガレージに飾っておくような乗り方は、RWBの世界観には合いません。飛び石の傷やタイヤのカス、少し汚れたボディ。そういった「走った証拠」さえもが、RWBをさらにカッコよく見せてくれます。オーナーたちは、車を工芸品としてではなく、共に戦う「相棒」のように扱っています。

「汚れているから汚い」のではなく、「使い込まれているから美しい」。そんなデニムや革ジャンを育てるような感覚でポルシェを楽しめるのは、RWBならではの特権です。このラフな付き合い方ができるからこそ、気負わずにポルシェという車を存分に味わえるのです。

  • 洗車をサボっても「サマになる」不思議なデザイン
  • サーキット走行でついた傷さえも思い出として刻まれる
  • 「綺麗に乗らなきゃ」という強迫観念から解放される心地よさ

批判を恐れない「アウトロー」なスタイルへの共感

RWBを選ぶ人の多くは、社会のルールや他人の目を気にしすぎない「アウトロー(はみ出し者)」な精神を持っています。高価なポルシェを切るという行為自体が、既存の価値観に対する一種の挑戦。この「群れない、媚びない」という姿勢に共感する人が、世界中にコミュニティを作っています。

批判的な意見があることは百も承知。それでも「自分がカッコいいと思うからこれでいい」と言い切れる強さ。そんなオーナーたちのマインドが、RWBというブランドを支える強固なアイデンティティになっています。

  • 他人の意見に左右されない「自己肯定感」が得られる
  • 同じ価値観を持つ世界中の「RWBファミリー」と繋がれる
  • 「常識」という枠を飛び越える爽快感を味わえる

空冷モデルを切り刻むカスタマイズの価値

なぜ、わざわざ古いポルシェを切ってまで改造するのか。そこには、単なるドレスアップを超えた深い価値が隠されています。代表の中井啓氏が提唱するスタイルは、今や世界的なアートとしても評価されるほど。ここでは、RWBというカスタマイズが持つ、本質的な価値について掘り下げていきます。

中井啓氏が自ら執刀する「世界で唯一の儀式」

RWBの最大の特徴は、全てのキット装着を代表の中井啓氏自身が行うことです。彼は日本国内だけでなく、世界各国からの依頼を受けて現地へ飛び、自ら工具を握ります。ポルシェのボディに迷いなくカッターを入れるその姿は、ファンの間では「手術」や「神聖な儀式」とも呼ばれています。

たとえ同じパーツを使っても、中井氏以外が取り付けたものは「RWB」とは認められません。創設者本人がその手で作り上げるという、現代の量産品ではありえない「究極の職人スタイル」が、この車を唯一無二の存在へと押し上げているのです。

  • 世界を飛び回る中井氏の「職人魂」を直接体験できる
  • オーナーの目の前で愛車が生まれ変わるライブ感
  • 単なるパーツ販売ではない「体験」としての価値

サーキット走行を前提とした本気の足回り設計

見た目だけの派手なカスタムだと思われがちですが、RWBのルーツは日本の草レース「アイドラーズ(idlers)」にあります。太いタイヤを履かせるのは、路面をしっかりと捉えて速く走るため。巨大なウィングは、高速域で車体を地面に押し付けるためです。

中井氏自身も現役のレーサーであり、サーキットで培ったノウハウが全ての形状に反映されています。「走らない車はカッコ悪い」という信念のもと、過酷な走行にも耐えうる強靭な足回りが作られているのです。実際にサーキットで最新のスポーツカーを追い回すRWBの姿は、まさに圧巻の一言。

  • モータースポーツからフィードバックされた機能的なデザイン
  • 極太タイヤを履きこなすための緻密なサスペンション調整
  • 見た目通りの「速さ」を追求した本気のチューニング

職人技が光る一点モノとしての芸術的な側面

RWBのポルシェは、もはや自動車の枠を超えた「動く彫刻」に近い存在です。中井氏の目分量で決められるフェンダーのラインや、その場の直感で選ばれる色使い。それらは長年の経験と感性に裏打ちされたもので、計算機では出せない独特の美しさを放っています。

近年では、世界的なアートオークションや高級車イベントでもRWBが展示されることが増えています。ただの改造車としてではなく、21世紀の自動車文化が生んだ一つの「作品」として、その価値が再定義され始めているのです。

  • 機械には真似できない「人間の感性」が凝縮された形
  • 時間が経つほどに評価が高まるアートとしての希少性
  • 自動車史に名を残すであろう独創的なスタイリング

古いポルシェを現代の道路で輝かせるリノベーション

30年以上前の古いポルシェは、そのままでは現代の交通事情に合わない部分も出てきます。RWBのカスタマイズは、そんな「眠りかけていた名車」に再び命を吹き込むリノベーションのような役割も果たしています。

ワイドボディ化に合わせて足回りやブレーキを現代基準にアップデートすることで、古い車でも現代のスポーツカーと対等に、あるいはそれ以上に楽しむことができます。歴史を守るだけでなく、今の時代に合わせた形で「使い続ける」というのも、一つの立派な車の愛し方だと言えるでしょう。

  • 旧車に現代的な走行性能とビジュアルを与える
  • 「保存」ではなく「活用」することで名車を延命させる
  • 古い世代のポルシェを若者たちへの憧れへと変える

気になる価格と維持の手間

RWBポルシェを手に入れるには、どれくらいの予算が必要なのでしょうか?また、特殊な見た目ゆえに、普段のメンテナンスで苦労することはないのか、気になるポイントを整理しました。夢を形にする前に知っておきたい、具体的な現実をお伝えします。

ベース車両とボディキットを合わせた総額の目安

まず、ベースとなる空冷ポルシェ(930、964、993など)を用意する必要があります。今の市場では、状態が良いものは1,000万円以上、場合によっては2,000万円近くすることもあります。そこにRWBのボディキット代や取り付け工賃、ペイント費用などが加わります。

最低でも2,000万円前後の予算を見ておく必要がありますが、中井氏の作業待ちの期間や、オプションの追加などを考えると、余裕を持って準備しておくのが賢明です。決して安い買い物ではありませんが、その分、満足度も資産価値も非常に高いのが特徴です。

項目目安の費用備考
ベース車両(空冷ポルシェ)1,000万円 〜 2,000万円以上964や993は特に高騰中
RWBボディキット一式300万円 〜 500万円前後ウィングの形状等で変動
塗装・取り付け工賃200万円 〜 400万円前後板金塗装のクオリティによる
合計予算1,500万円 〜 3,000万円以上整備費用や内装カスタムは別

消耗が早い極太ワイドタイヤの交換費用

RWBの迫力あるスタイルを支えているのは、市販車ではまず見かけないような極太のタイヤです。特にリアタイヤは300mmを超える幅があり、これを4本揃えるだけでもかなりの出費になります。しかも、車高を下げてキャンバー角(タイヤの傾き)をつけているため、タイヤの片側だけが早く減る「偏摩耗」も起きやすいです。

サーキットを走らなくても、数千キロから1万キロ程度で交換が必要になるケースもあります。常にベストな状態を保つためには、タイヤ代をあらかじめ維持費として積み立てておく覚悟が必要です。

  • 1本あたり数万円から10万円以上する特殊サイズ
  • 一般的なカー用品店では在庫がなく、取り寄せに時間がかかる
  • 定期的なアライメント調整が、タイヤを長持ちさせる鍵

特殊な形状ゆえに気を遣う洗車とボディケア

これだけ複雑な造形をしていると、洗車機に入れることはもちろん不可能です。隙間に汚れが溜まりやすく、手洗い洗車でもかなり時間がかかります。特にリベット止めのフェンダーの隙間などは、丁寧に水分を拭き取らないと錆や汚れの原因になります。

また、ボディが非常に幅広いため、自宅のガレージや出先の駐車場が十分な広さを持っているかどうかも重要です。どこへ行くにも「この駐車場に止められるか?」と頭を悩ませる手間は、RWBオーナー共通の悩みと言えるでしょう。

  • 洗車は基本的にプロによる手洗いか、自分での徹底清掃
  • 狭いコインパーキングや立体駐車場は、ほぼ利用不可
  • ボディの幅(2m近くになることも)を常に意識した運転が必要

この記事のまとめ

RWBポルシェが「ダサい」と言われる理由は、伝統を壊すことへの抵抗感や、派手すぎる見た目にありました。しかし、その正体は中井啓氏という一人の職人が、魂を込めて作り上げる「世界に一台のアート」です。批判があるのは、それだけ強烈な個性を放っている証拠でもあります。

  • 「ダサい」という声は、伝統を重んじるがゆえの反発
  • 中井啓氏が直接手を下す「ハンドメイド」の価値は唯一無二
  • ベース車両の高騰により、総額は2,000万円以上が目安
  • 維持にはタイヤ代や駐車場の確保など、特有の手間がかかる
  • 世界中に「RWBファミリー」という熱狂的な絆が存在する
  • 資産価値が非常に高く、投資としての側面も持っている

RWBは、単なる車選びではなく、一つの「生き方」の選択です。周りの目を気にするのではなく、自分が心から「カッコいい」と思えるものに情熱を注ぐ。そんな大人の遊び心を体現したRWBポルシェは、今日も世界のどこかで、爆音と共に誰かの人生を鮮やかに彩っています。

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