「そろそろ憧れのクラウンに乗りたいけれど、220系の後期型は種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」と悩んでいませんか。高い買い物だからこそ、グレード選びで損をしたくないという気持ちはよくわかります。
この記事では、中古車市場でも人気が高い220系クラウン後期型について、どのグレードが一番お買い得なのか、そして後悔しないためのチェックポイントを分かりやすくお伝えします。自分にぴったりの1台を見つけるためのヒントとして役立ててください。
220系クラウン後期の中古車で狙い目になるグレード
220系クラウンの後期型は、2020年11月のマイナーチェンジで内装がガラリと使いやすくなったのが最大の特徴です。中古車として狙うなら、装備の充実度と価格のバランスが取れたモデルを見極めるのが賢い買い方と言えます。
まず検討してほしいのは、やはり人気が集中しているスポーツ系のモデルです。一方で、落ち着いた雰囲気で乗りたい人向けの高級仕様も、中古車なら手が届きやすい価格で見つかることがあります。
装備が一番充実しているRSアドバンス
RSアドバンスは、220系クラウンの中でも「全部入り」と呼べるほど装備が充実している最上級の人気グレードです。専用の18インチアルミホイールや4本出しのマフラーなど、見た目の格好良さはもちろん、安全機能や快適装備もほとんど標準で付いています。
中古車で売却する際のリセールバリューも他のグレードより高めに維持される傾向があるため、迷ったらこれを選んでおけば間違いありません。 本革シートやシートヒーターといった高級車ならではの装備も揃っており、所有した時の満足度が非常に高い一台です。
- 専用のスパッタリング塗装18インチアルミホイール
- スポーティな走りを支える専用の足回り
- 本革シートと前席シートヒーターを標準装備
- ブラインドスポットモニターなどの安全機能が充実
後部座席の快適さを重視したGエグゼクティブ
Gエグゼクティブは、自分で運転するだけでなく「後ろに乗る人の心地よさ」を極めたグレードです。助手席を後ろから操作できるスイッチや、後席の背もたれを電動で動かせるパワーシートなど、おもてなしの機能がこれでもかと詰め込まれています。
家族を乗せて長距離ドライブに行く機会が多い人や、ゆったりとした高級車らしい乗り味を好む人に最適な選択肢です。 RS系のような派手さはありませんが、メッキパーツを多用した上品な外観は、落ち着いた大人のセダンとしての魅力を放っています。
- 後部座席の電動リクライニング機能
- 助手席の肩口に配置されたパワーシートスイッチ
- 乗り心地を重視した17インチまたは18インチの専用ホイール
- 木目調パネルを多用した豪華な内装仕上げ
予算を抑えつつ後期型の恩恵を受けられるS
Sグレードは、220系クラウンの基本性能をしっかり抑えつつ、中古車価格が比較的安く設定されているお買い得なモデルです。上位グレードに比べると派手な装飾は少ないですが、後期型最大の特徴である大型ディスプレイなどの基本装備は共通しています。
「見た目や過剰な装備よりも、クラウンとしての静かさや使い勝手の良さを重視したい」という人には、コストパフォーマンスが最も高いグレードです。 浮いた予算で、タイヤを新品に交換したりコーティングをかけたりといったメンテナンスに費用を回すこともできます。
- 12.3インチの大型ワイドディスプレイを標準搭載
- 普段使いに十分な安全装備「トヨタセーフティセンス」
- 中古車市場での流通量が多く、好みの色や状態を選びやすい
- シンプルで飽きのこないインテリアデザイン
失敗しないために知っておきたい前期モデルとの違い
220系クラウンを探していると、見た目がそっくりな前期モデルも見つかります。しかし、使い勝手に関しては後期モデルの方が圧倒的に進化しているため、購入前にその差をしっかり把握しておくことが大切です。
最も大きな違いは、運転席に座った瞬間に目に入るディスプレイの形です。前期型は上下2画面に分かれていて操作に慣れが必要でしたが、後期型はスッキリと1枚にまとめられ、直感的に動かせるようになっています。
12.3インチに大型化されたワイドナビゲーション
後期型の一番の自慢は、ダッシュボード中央に鎮座する12.3インチの巨大なタッチパネルです。前期型ではナビ画面とエアコン操作画面が上下に分かれていましたが、これが1枚の大きな画面に統合されました。
画面が大きくなったことで地図が見やすくなっただけでなく、スマホのように指で直感的に操作できるようになったのが嬉しいポイントです。 視線の移動も少なくて済むため、運転中の安全性も向上しています。
- 高精細で見やすいワイド液晶ディスプレイ
- Apple CarPlayやAndroid Autoとの連携がスムーズ
- エアコンの操作状況も画面上で一目で把握可能
- 地図の縮尺変更などもスマホ感覚で操作できる
手元で操作しやすくなった走行モードスイッチ
前期型では画面内のタッチ操作だったドライブモードの切り替えが、後期型ではシフトレバー付近の物理スイッチに変更されました。エコモードやスポーツモードなど、走りの性格をボタン一つでサッと変えられます。
運転中に画面を注視することなく、指先の感覚だけで操作できるようになった改善は、実際に使ってみるとその便利さに驚くはずです。 気分や路面状況に合わせて、瞬時にクラウンの走りをコントロールできるようになっています。
- コンソール上に配置された使い勝手の良い物理スイッチ
- 「エコ」「ノーマル」「スポーツ」などの切り替えがスムーズ
- 視線を外さずにブラインド操作が可能
- 走りの変化をより積極的に楽しめるレイアウト
飲み物が置きやすくなったセンターコンソール
地味な変更に見えて、実は日常の満足度を大きく左右するのがドリンクホルダーの配置です。前期型は飲み物が縦に並ぶレイアウトでしたが、後期型では横並びに変更され、深さも調整できるようになりました。
太めのペットボトルやコンビニのコーヒーカップも安定して置けるようになり、ドライブ中のちょっとしたストレスが解消されています。 センターコンソール自体のデザインも整理され、全体的に高級感が増した印象を受けます。
- 使い勝手が大幅に向上した横並びのドリンクホルダー
- 蓋付きの小物入れも整理され、スマホを置きやすい設計
- シフト周りのパネル素材が見直され、指紋が目立ちにくい
- 腕を置くアームレストのクッション性も良好
燃費や加速性能で決めるエンジンの選び方
220系クラウンには、大きく分けて3種類のエンジンが用意されています。どれを選んでもクラウンらしい静かさは備わっていますが、燃費重視かパワー重視かによって、選ぶべき種類は全く異なります。
自分の毎月の走行距離や、高速道路を走る頻度を思い浮かべながら比較してみましょう。維持費に直結する部分なので、ここは慎重に選びたいポイントです。
経済性とパワーのバランスが良い2.5Lハイブリッド
最も選ばれているのが、この2.5Lハイブリッドモデルです。WLTCモードで20.0km/Lという燃費の良さを持ちながら、モーターの力強いアシストによって街乗りから高速までスムーズに加速してくれます。
「ガソリン代を抑えつつ、高級車らしい滑らかな走りを手に入れたい」という人にとって、これ以上の選択肢はありません。 静粛性も非常に高く、アイドリングストップからの復帰も非常にスムーズで不快な振動がほとんどないのが特徴です。
- WLTCモード燃費:20.0km/L(FR車)
- レギュラーガソリン仕様で家計に優しい
- モーターによる静かで力強い発進加速
- 中古車の流通量が最も多く、比較検討しやすい
V型6気筒ならではの静かさと加速を持つ3.5L
「これぞクラウン」という重厚な走りを求めるなら、3.5Lハイブリッドがおすすめです。V型6気筒エンジンと強力なモーターを組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムは、異次元の加速力を発揮します。
高速道路の合流や追い越しも余裕を持ってこなせるパワーがあり、エンジンが回った時の音も非常に心地よいのが魅力です。 自動車税は年間5万7,000円と高くなりますが、それに見合うだけの圧倒的な所有感と走行性能を味わえます。
- 圧倒的なパワーを誇るマルチステージハイブリッド
- 高速走行時の安定性と静かさがピカイチ
- 最上級グレード専用の豪華な装備が付帯することが多い
- 自動車税:5万7,000円(年間)
軽快なハンドリングが楽しめる2.0Lガソリンターボ
走りの楽しさを重視したいなら、あえてハイブリッドを選ばないという選択もアリです。2.0Lターボモデルはフロントが軽いため、ハンドルを切った時の動きがとても軽やかで、ワインディングロードも気持ちよく走れます。
ハイブリッドに比べて中古車価格が安めに設定されていることが多いため、初期費用を抑えてクラウンに乗り出したい人に向いています。 ただし、使用燃料がハイオク指定で、燃費もハイブリッドに比べると控えめな点は理解しておきましょう。
- ターボならではのキビキビとした加速感
- 他のモデルよりも鼻先が軽く、曲がりやすい特性
- ハイオクガソリン仕様で燃費は12.4km/L程度
- 購入価格を安く抑えられる可能性が高い
外観の好みで分かれるRSシリーズとGシリーズ
クラウンはグレードによって顔つきが大きく変わります。大きく分けると、スポーティな「RSシリーズ」と、王道の高級セダンらしさを追求した「Gシリーズ」の2種類です。
どちらを選ぶかで周囲に与える印象も変わるため、自分の好みがどちらに近いか整理してみましょう。見た目だけでなく、実は細かい装備の内容もこのシリーズ分けによって区別されています。
メッシュグリルと4本出しマフラーが特徴のRS
RSシリーズは、フロントグリルが細かい網目状(メッシュ)になっており、とても精悍な表情をしています。リヤ周りに目を向けると、左右2本ずつ合計4本の太いマフラーが顔を出し、スポーツカーのような力強さを演出しています。
若々しくスポーティな雰囲気を好む人や、これまでの「おじさん車」というクラウンのイメージを変えたい人にぴったりのデザインです。 ホイールも18インチの専用デザインが標準となっており、どこから見ても隙のないスタイルに仕上がっています。
- 攻撃的でスポーティなメッシュグリル
- リヤの印象を引き締める4本出しマフラー
- 専用のフロントスポイラーやサイドステップを装備
- スポーティな専用ファブリックまたは本革のシート
メッキパーツで上品に仕上げられたG
Gシリーズは、横方向のラインを強調したグリルにキラキラと輝くメッキを多用し、クラウン本来の気品を大切にしたデザインです。マフラーの出口はバンパーの下に隠されており、全体的にスッキリとした上品なリヤビューになっています。
ビジネスシーンで使いたい人や、控えめながらも質の高さを感じさせる車に乗りたいという大人世代に支持されています。 内装もベージュやホワイト系の明るい色が選べる場合が多く、車内を広く明るく見せてくれるのも特徴です。
- 上品で落ち着いた印象を与える横基調のメッキグリル
- 派手さを抑えたエレガントな外観デザイン
- 明るい内装色との相性が良く、車内が開放的
- 乗り心地の良さを連想させるしなやかな足回りの設定
流れるウィンカーが装備されている場所を確認
220系クラウンで人気の「シーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)」ですが、実は全てのグレードに付いているわけではありません。後期型では、RSアドバンスやGエグゼクティブといった上位グレードに標準装備されています。
この流れるウィンカーがあるだけで夜間の高級感が一気に高まるため、こだわりたい人は必ず現車やスペック表で確認してください。 標準グレードの場合、普通の点滅式になっていることがあるので注意が必要です。
- フロント・リヤともに滑らかに流れる光の演出
- 視認性が高く、周囲の車へのアピール度も満点
- LEDヘッドランプの意匠も上位グレードはより豪華な仕様
- 後から変更するのは困難なため、購入時の確認が必須
220系クラウン後期の装備をグレード別に比較
グレードごとの違いをより具体的に把握するために、主要な3つのグレードを比較してみましょう。自分が譲れない装備がどこに含まれているかを知ることで、無駄のない車選びができます。
| 項目 | RSアドバンス | Gエグゼクティブ | S |
| 主なエンジン | 2.5L HV / 3.5L HV | 2.5L HV / 3.5L HV | 2.5L HV / 2.0Lターボ |
| シート素材 | 本革 | 本革(上質) | ファブリック |
| ホイール | 18インチ(専用色) | 18インチ(ノイズ軽減) | 17インチ |
| 後席装備 | 標準的 | 電動リクライニング等 | シンプル |
| 安全機能 | フル装備 | フル装備 | 標準的(一部オプション) |
本革シートや安全機能が標準のRSアドバンス
RSアドバンスは、座った瞬間に「いい車に乗っている」と実感できる本革シートが最初から付いています。また、後方を走る車を検知してくれるブラインドスポットモニターなど、安全を支える最新機能もフルセットで搭載されています。
後から付けられない装備が満載なので、予算が許すなら最も後悔しにくいグレードと言えます。 夏場にシートが蒸れるのを防ぐベンチレーション(送風機能)も付いているため、一年中快適にドライブを楽しめます。
- 本革シートに加えて、前席の冷暖房機能を完備
- 後方車両との衝突を避けるための安全支援が充実
- カラーヘッドアップディスプレイで視線移動を最小化
- 走りの好みに合わせて硬さを変えられる電子制御サスペンション
助手席の制御や後席パワーシートを備えたエグゼクティブ
Gエグゼクティブは、まさに「動く応接間」です。助手席の横にあるスイッチで、運転席から助手席を前後に動かしたり倒したりして、後部座席のスペースを広げることができます。
大切な家族やゲストを後ろに乗せる機会が多いなら、このグレード以外は考えられません。 足元を照らすランプや、質感の高い木目調の装飾など、細部までこだわり抜かれた作り込みは、国産セダンの頂点を感じさせてくれます。
- 後席専用のエアコン吹き出し口や読書灯を装備
- 遮音性の高いガラスを採用し、車内は図書館のような静かさ
- 乗り降りをサポートするパワーイージーアクセスシステム
- 高級家具のような風合いの天然木パネルを採用
シンプルな装備で中古車価格が手頃な標準グレード
Sグレードなどは、本革ではなくファブリック(布)のシートになりますが、実はこのシートも座り心地が非常に良く、滑りにくいというメリットがあります。上位グレードに比べると、中古車相場が50万円から100万円ほど安く設定されていることも珍しくありません。
「クラウンとしての基本的な走りと静かさがあれば、過度な贅沢は必要ない」と割り切れる人には、最高に賢い選択です。 ディスプレイの使いやすさや、トヨタ自慢の安全パッケージはしっかり備わっているため、実用面での不満はほとんど出ないでしょう。
- 手入れがしやすく、夏冬でも温度変化の少ない布シート
- 必要十分な安全機能を備えた「トヨタセーフティセンス」
- 17インチタイヤは乗り心地が柔らかく、交換費用も安い
- シンプルなインテリアは、長く乗っても飽きがこない
220系後期モデルを買って後悔しないための注意点
非常に完成度の高い220系クラウンですが、どんな車にも弱点はあります。買ってから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、あらかじめ知っておくべきポイントを整理しました。
特に、以前のクラウン(マジェスタなど)から乗り換える人は、車内の広さや使い勝手の変化に戸惑うかもしれません。自分の使い方に合うかどうか、冷静にチェックしてみてください。
前モデルのマジェスタよりは狭い後部座席
220系クラウンは「走りの良さ」を追求したため、車体が低く引き締まったデザインになりました。その影響で、以前のモデルに比べると後部座席の頭上の余裕や、足元の広さが少し狭く感じられることがあります。
特に背の高い人を後ろに乗せる機会が多い場合は、実際に後部座席に座ってみて圧迫感がないか確認することをおすすめします。 4人でフル乗車して長距離を移動することが多いなら、先ほど紹介した「Gエグゼクティブ」を選ぶことで、多少なりとも快適性を補うことができます。
- スポーティな外観と引き換えに、室内空間はタイトな設計
- リヤドアの開口部が低いため、乗り降りには少し慣れが必要
- トランク容量もハイブリッド車はバッテリーの関係で少し制限される
- 「広々としたセダン」というよりは「ドライバーズカー」に近い性格
ターボ車はハイオク指定で燃費も控えめ
2.0Lガソリンターボモデルは、購入価格の安さが魅力ですが、その後の維持費には注意が必要です。使用するガソリンはハイオク指定ですし、実燃費も街乗りでは8〜10km/L程度になることが多いです。
走行距離が年間1万キロを超えるような人は、燃料代の差額で数年もすればハイブリッド車との価格差が埋まってしまう可能性があります。 安さだけで選ぶのではなく、自分が年間どれくらい走るのかを計算してから決めるのが無駄な出費を抑えるコツです。
- 1リッターあたり20円ほど高いハイオクガソリンが必要
- 信号の多い街中では燃費が伸びにくい特性
- 自動車税は2.0Lクラスなので年間3万6,000円と安め
- 走りの楽しさを重視するなら許容できる範囲のコスト
スマホ連携機能が自分の端末で使えるか確認
後期型の大型ディスプレイは便利ですが、スマホ連携(Apple CarPlayやAndroid Auto)を前提とした設計になっています。自分の持っているスマートフォンが対応しているか、ケーブルで繋いだ時の挙動はどうかを事前に知っておくことが大切です。
特に古いスマートフォンを使っている場合、動作が重かったり接続が途切れたりすることもあるので注意が必要です。 最新の地図を使いたいならスマホ連携は必須となるため、納車前に最新のOSにアップデートしておくなどの準備をしておきましょう。
- 有線接続が基本となるため、質の良いUSBケーブルの準備が必要
- スマホの機種によっては画面表示のサイズが合わない場合がある
- 走行中にスマホのナビアプリをメインで使うか、純正ナビを使うか検討
- 連携機能を使うとスマホのバッテリー消費が早まる点に注意
程度の良い中古車を見分けるためにチェックする場所
クラウンは丈夫な車ですが、中古車である以上、前のオーナーがどのように使っていたかで状態は大きく変わります。展示場で車を見る時に、プロがチェックしているようなポイントを自分で見てみましょう。
特にハイブリッド車や大径ホイールを履いたモデルは、特有のチェック箇所があります。ここをしっかり見ることで、購入後の故障や思わぬ出費を防ぐことができます。
ハイブリッド車特有の駆動用バッテリーの状態
ハイブリッド車にとって命とも言えるのが、大きな「駆動用バッテリー」です。走行距離が10万キロを超えてくると、稀にバッテリーの劣化が進んでいるケースがあります。
試乗ができるなら、エンジンの始動回数が異常に多くないか、モニターに表示されるバッテリー残量が急激に減ったり増えたりしないかを確認してください。 また、トヨタの販売店であればバッテリーの診断を行ってくれるサービスもあるため、購入前に相談してみるのも一つの手です。
- 走行距離だけでなく、年数経過による劣化も考慮する
- バッテリー冷却用の空気取り入れ口が埃で詰まっていないか確認
- ハイブリッドシステムチェックの警告灯が出ていないかチェック
- サービス記録簿で、定期的にハイブリッド点検を受けているか見る
18インチタイヤの溝の残りと銘柄
RS系などの上位グレードが履いている18インチタイヤは、交換しようと思うとかなり高額になります。4本新品にすると10万円を超えることも珍しくありません。
溝が残っているかだけでなく、タイヤの横側にひび割れがないか、また「REGNO」などの高級タイヤを履いているかも見ておきましょう。 安いタイヤに交換されている車は、前のオーナーがメンテナンス費用を惜しんでいたサインかもしれません。
- 溝の深さはスリップサインが出ていないか目視で確認
- 2026年現在、タイヤの製造年が古すぎないか(4〜5年が目安)をチェック
- 4本のタイヤが全て同じ銘柄で揃っているか確認
- 偏摩耗(片側だけ減っている)がないか見て、アライメントの狂いを確認
アルミホイールのガリ傷やドアエッジの塗装剥げ
クラウンはボディサイズが大きいため、狭い道でホイールを擦ってしまったり、ドアを壁に当ててしまったりしている個体があります。特にRSアドバンスのホイールは特殊な塗装のため、修理代が高くつくことがあります。
ホイールの縁に目立つ傷がないか、ドアの端っこに小さな塗装の欠けがないかを一周回って確認しましょう。 こうした細かい部分を綺麗に保っている車は、全体的に丁寧に扱われてきた可能性が高く、機械的なコンディションも期待できます。
- 4本のホイール全てを低い姿勢でチェックする
- ドアの開閉時にぶつけやすいエッジ部分を指で触って確認
- フロントバンパーの下側に、縁石で擦った跡がないか確認
- ボディの艶が均一で、不自然な塗り直しの跡がないか見る
維持費や税金で損をしないための予算計画
クラウンを手に入れた後、毎月どれくらいの費用がかかるのかをシミュレーションしておくことは、楽しいカーライフを送るために不可欠です。排気量や燃費の差が、じわじわとお財布に響いてきます。
車体価格だけでなく、毎年の税金やメンテナンス費用まで含めた「トータルコスト」で考える癖をつけましょう。
排気量によって変わる毎年の自動車税
自動車税は排気量によって決まります。2.0Lターボなら3万6,000円ですが、2.5Lハイブリッドになると4万3,500円、3.5Lモデルでは5万7,000円(※いずれも2019年10月以降の登録車)となります。
わずかな差に思えますが、5年乗れば数万円の差になります。 特に3.5Lモデルはパワーがある分、税金の負担も一番重くなることを覚悟しておかなければなりません。自分の予算内で無理なく払い続けられる範囲を選びましょう。
- 2.0Lモデル:3万6,000円
- 2.5Lモデル:4万3,500円
- 3.5Lモデル:5万7,000円
- 毎年5月に必ずやってくる固定費として計算に入れておく
車検時にかかる重量税や自賠責保険の差額
2年に一度の車検では、車両重量に応じた重量税がかかります。220系クラウンはグレードによりますが、おおよそ1.6トンから1.9トン程度あり、多くのモデルが「2トン以下」の区分に入ります。
ハイブリッド車は「エコカー減税」の対象になっている中古車もあり、その場合は重量税が安くなるメリットがあります。 購入前に、その車が減税対象かどうかを販売店に確認しておくと、次回の車検費用の目安が立てやすくなります。
- 車両重量1,500kg〜2,000kgの区分での重量税
- エコカー減税の適用有無による数万円の差
- 自賠責保険や印紙代などの諸費用を含めた車検総額の把握
- 点検整備費用として別途5万円〜10万円ほど見ておくと安心
18インチタイヤを交換する際にかかる費用
先ほども少し触れましたが、クラウンの乗り心地を支えるタイヤの交換費用は馬鹿になりません。特にRS系が履く225/45R18というサイズは、安価な軽自動車用タイヤの数倍の値段がします。
数年に一度の大きな出費として、あらかじめ毎月数千円ずつ「タイヤ貯金」をしておくのが、高級車をスマートに維持するコツです。 乗り心地にこだわるならブリヂストンのレグノ、コストを抑えるなら中堅メーカーの良質なモデルなど、選択肢を調べておくと良いでしょう。
- 高級タイヤ(1台分):工賃込みで12万円〜16万円程度
- スタンダードタイヤ:工賃込みで8万円〜10万円程度
- 走行距離に合わせて3年〜5年ごとの交換が必要
- 空気圧を定期的にチェックすることで、タイヤの寿命を延ばすことが可能
この車がライフスタイルに合っているか判断する基準
最後に、220系クラウン後期が本当にあなたに合う車なのかを再確認しましょう。どれほど良い車でも、自分の生活スタイルに合わなければストレスになってしまいます。
日本の道に最適化されたサイズ感や、圧倒的な静粛性は多くの人にメリットがありますが、一方で「もっと荷物を積みたい」「もっと目立ちたい」といった要望には不向きな面もあります。
毎日長距離を走るなら2.5Lハイブリッド一択
通勤や仕事で毎日50km以上走るような人には、2.5Lハイブリッド以外の選択肢はありません。燃費の良さはもちろんですが、長距離を走っても疲れにくいシートや静かな車内は、日々の活力を守ってくれます。
レギュラーガソリンで走れる経済性は、長く乗れば乗るほど大きな恩恵となって返ってきます。 燃料タンクも大きめなので、一度の給油で1,000km近く走れる航続距離の長さも、忙しい人には嬉しいポイントです。
- 燃料代を気にせず、どこまでも走っていける安心感
- 長時間の運転でも腰が痛くなりにくい優れたシート設計
- 給油の手間が減る大きな燃料タンク容量
- 静かな車内は移動中のリラックスタイムや通話にも最適
高級車らしい静粛性とステータスを求める人
「クラウンに乗っている」という事実は、自分へのご褒美だけでなく、周囲からの信頼にも繋がります。220系後期は、最新の輸入車と並んでも引けを取らない洗練された雰囲気を持っています。
外の騒音をシャットアウトする高い遮音性能は、一度味わうと他の車には戻れなくなるほどの快適さです。 派手すぎず、かといって地味すぎない。そんな絶妙なバランスを求める人に、クラウンは最高の相棒になってくれます。
- 周囲に安心感と信頼感を与えるクラウンというブランド力
- 窓を閉めた瞬間に別世界になる圧倒的な静けさ
- 触れる場所すべてが上質に作られたインテリアの満足感
- 所有していること自体が日々のモチベーションに繋がる
日本の狭い駐車場や道でもスムーズに運転したい人
220系クラウンの全幅は、歴代モデルから頑なに守り続けてきた「1,800mm」です。これは、日本の古い立体駐車場や、住宅街の狭い道でも無理なく通れる限界のサイズと言われています。
どんなに高級でも、車幅が広すぎて行きたい場所に行けないのでは本末転倒です。 クラウンなら、スーパーの駐車場や狭い路地裏でも、大きなストレスを感じることなくスマートに扱えます。この「使い勝手の良さ」こそが、クラウンが長年日本で愛されてきた最大の理由です。
- 日本の多くの立体駐車場に入庫可能な1,800mmの車幅
- 見切りが良く、車体の四隅が把握しやすいボディ形状
- 最小回転半径が小さく、Uターンや車庫入れもスムーズ
- 高性能なカメラシステム(パノラミックビューモニター)によるアシスト
まとめ:自分にぴったりの1台を見つけるポイント
クラウン220系後期は、先進のディスプレイと熟成された走りが融合した、まさに中古車で狙うべき名車です。グレード選びに迷った時は、自分が何を一番大切にしたいかを思い返してみてください。
- 一番人気でリセールも良いのは「RSアドバンス」
- 後席のゲストをおもてなしするなら「Gエグゼクティブ」
- コスパ重視で後期型の機能を味わうなら「S」
- 前期型とはナビの使いやすさが劇的に違うので要チェック
- 長距離を走るなら2.5Lハイブリッドが最も経済的
- タイヤの状態やバッテリーの記録簿は必ず確認する
- 1,800mmの車幅は日本のあらゆる道で味方になってくれる
この車は、あなたの移動時間をただの「移動」から「至福のひととき」に変えてくれるはずです。じっくりと理想の一台を探して、新しいカーライフをスタートさせてください。